アルフォンソ・デイビス 写真:Getty Images

 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)は4日にカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(24)と2030年6月30日まで延長したことを発表。そのなかで、同選手の代理人を務めるネダル・フオセ氏が複数クラブと交渉していたことを明かした。

 母国のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロキャリアをスタートさせたデイビスは、2018年夏にバイエルン入り。左サイドにコンバートされると、圧倒的なスプリング能力と高い攻撃力を武器にクラブの複数タイトル獲得に貢献し、今季もここまでブンデスリーガ16試合で1ゴール2アシストを記録している。

 そのデイビスは昨夏にバイエルンからの契約延長オファーを拒否したことから、今夏にフリートランスファーで移籍するとの見方が高まっていた。最終的にバイエルンと契約延長をしていたなかで、フオセ氏によれば、レアル・マドリード(スペイン1部)など複数クラブと交渉を行っていたようだ。

 「常に複数クラブと交渉しており、もちろんレアル・マドリードもその1つだった。しかし、最終的にどのクラブとも合意したり、サインしたり、契約を約束することはなかった。選手本人が全ての選択肢を評価する余地を残したかったからだ。

 「レアル・マドリードは間違いなく、真剣な選択肢であり、我々は彼らと、そして他のクラブとも話し合った。しかし、最終的に決断をしなければいけない。それが、バイエルン・ミュンヘンに残ることだった。もちろん歴史上最も成功したクラブの1つであるレアル・マドリードに敬意を示したい」

 「そのようなクラブやバイエルン、プレミアリーグや他のビッグクラブからオファーを受けることはどの選手にとっても常に名誉なことだ。しかし、最終的に決断しないといけない。最初はバイエルンで何が起こるかわからなかったから、簡単なものではなかった。選手もそれはわかっていた。だから、我々は全ての選択肢をテーブルに置いていた」