宇宙への航海もできそうな高性能! 「ランボルギーニ・テメラリオ」、新しい高性能電動車両のスペースフレームの詳細
2024年8月の「モントレー・カー・ウィーク」で発表された「ランボルギーニ・テメラリオ」は、ランボルギーニHPEV(高性能電動化自動車)の第2弾であり、ランボルギーニの電動化戦略における第3のステップである。テメラリオは、10,000rpmに達することができる最初で唯一の市販スーパースポーツカー用エンジンだ。
最高のドライビング・ダイナミクスとクラス最高の快適性を両立させるため、テメラリオの新しいボディ・イン・ホワイトは、新しいハイブリッド・パワーユニットから生じる高負荷に耐えるマルチテクノロジー・アルミニウム・スペースフレーム・アプローチで構成されている。これにより、優れた機械的品質が保証されるとともに、大幅な軽量化も実現している。
アルミニウムのみで作られたテメラリオのフレームは、高圧鋳造用の新しい高強度合金の採用、高強度ハイドロフォーム押出材の使用、内部コアの使用によって実現した薄い閉慣性セクションを持つ中空鋳造の数の増加などが特徴である。これらの技術により、スペースフレームの構造の複雑さを最小限に抑え、重量を最適化することができた。
同時に、新しいハイブリッドパワートレインは、フラカンの同じパラメーターと比較して、50%以上少ないコンポーネントを採用している。さらに、テメラーリオでは熱溶接の回数を大幅に減らし、ウラカンと比べて溶接ビードの長さを80%以上削減している。
この新しい構造は、前世代のスペースフレームと比較してねじり剛性を20%以上向上させるとともに、可能な限り車両重量を抑え、最高レベルの乗員安全性を確保し、車両の優れたドライビング・ダイナミクスに大きく貢献している。
文・LE VOLANT web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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