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プレミアリーグの冬の移籍市場が現地時間2月3日の23時に閉幕となり、トップクラブの動きが明らかになった。リバプールを含む6クラブが補強を見送り、現有戦力で後半戦を戦うことを選択した。
「壊れていないものは直すな」という姿勢を貫いたリバプール。補強を求める声もあったが、アルネ・スロット監督は現状の戦力に満足していると明言し、冷静な判断を下した。実際、リーグ第24節のボーンマス戦(2-1)ではDFジョー・ゴメスとFWフェデリコ・キエーザがメンバー外となるほど選手層は厚い。チームは現在、リーグ首位をキープし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ(カラバオカップ)、FAカップの全てのコンペティションでタイトルを狙える状況にある。
補強を行わなかったのはリバプールだけでなく、アーセナル、チェルシー、ノッティンガム・フォレストのリーグトップ4(第24節時点)は、いずれも市場で静観した。ただし、アーセナルとフォレストは1月に新たなフォワードの獲得を試みたものの、オファーが拒否されている。また、フォレストは移籍市場最終日にDFタイラー・ビンドンを獲得したが、すぐにレディング(イングランド2部)へローンバックさせたため、実質的な戦力強化にはつながっていない。
チェルシーも今冬は静かな移籍市場を過ごした。昨2024年冬に2億7,500万ポンド(約537億8,867万円)を投じた影響もあり、大きな補強は見送られた。一方、ニューカッスル・ユナイテッドとフラムも補強なしでシーズン後半戦に臨むこととなった。
一方で、マンチェスター・シティは新規選手の獲得に1億8,000万ポンド(約350億3,567万円)を費やし、積極的な補強を行った。この金額は、今冬の移籍市場においてプレミアリーグの他19クラブが合計で補強に費やした移籍金1億7,700万ポンド(約341億5,359万円)を上回っている。