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かつて横浜F・マリノスに在籍していたブラジル人FWエリキは町田ゼルビアと契約更新も、2025年1月30日時点でチームに合流しておらず。母国で町田退団の可能性を報じられたことにくわえ、本人のSNS投稿にも注目が集まっている。
現在30歳の同選手は、町田加入1年目にJ2リーグで18ゴールを挙げるなど、J1昇格に貢献。しかし2024シーズンはリーグ戦で10試合のスタメン出場と、韓国代表FWオ・セフンやパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太の控えに。それでも町田は1月7日に2025シーズンの契約更新を公式発表していた。
しかし『ge』は30日に「エリキは2024シーズンでアジアでの5年半の活動を終えた」とリポート。これによると、本人は「僕のキャリアの中で、アジアでのプレーは特別だった」などと、横浜FM、長春、町田での在籍期間を振り返ったほか、「(母国復帰の可能性は)絶対に排除できない」と自身の去就に触れたという。
町田退団の可能性が報じられた後、本人は2月3日にインスタグラムを更新。町田での自身のプレー動画をアップした上で「美しい思い出」と日本語で綴ったが、ネット上では「エリキ美しい思い出って…」「エリキのストーリー戻ってこないやつじゃん」「エリキ移籍の匂いがすごい」など、同選手の退団を予想する声が挙がっている。
なおエリキは2024年6月30日に行われたJ1第21節ガンバ大阪戦で、試合後にパナソニックスタジアム吹田のピッチで子供と遊んでいたところ、G大阪サポーターと思われる複数の人物から「どこで遊んでんだよ。帰れ。殺すぞ」と、誹謗中傷を浴びていた。
こうした誹謗中傷等が止まないだけに、Jリーグは2月3日に選手、スタッフ、関係者等に対する違法不当な行為に対する考えを改めて表明。「SNS等における誹謗中傷等に関する違法・不当な行為については、警察や弁護士等の外部専門家と連携し法的措置(発信者情報開示請求等の発信者の特定・損害賠償請求・刑事告訴等))も含め厳正に対応するなど、より具体的な対応を講じてまいります」としている。