Jリーグ 写真:Getty Images

 2025シーズンの明治安田Jリーグ開幕まで2週間を切るなか、SNS上では名古屋グランパス方面からのものと思われ、浦和レッズを対象にしたとみられる投稿が批判の対象に。埼玉県八潮市の道路陥没事故を想起させるものだといった指摘が相次いでいるほか、Jリーグが3日に誹謗中傷に対する考えを表明しただけに、法的措置を求める声も湧き起っている。

 ことの発端は、「鯱王グランパス」というアカウント名のXユーザーによる投稿だ。同ユーザーは2月1日に「浦和弱すぎて道路に穴空いてトラックごと落ちて死んじゃった」とポストしているが、これが浦和、名古屋サポーターやJリーグファンの間で議論の対象に。「道路に穴空いてトラックごと落ちて…」という文言が道路陥没事故に関連付くものだとして、「不謹慎だ」などの声が挙がっている。

 一方でJリーグは3日、2025シーズン開幕を迎えるにあたり、選手、スタッフ、関係者等に対する誹謗中傷等の違法不当な行為に対する考えを改めて表明。

 「SNS 等における誹謗中傷等に関する違法・不当な行為については、警察や弁護士等の外部専門家と連携し法的措置(発信者情報開示請求等の発信者の特定・損害賠償請求・刑事告訴等))も含め厳正に対応するなど、より具体的な対応を講じてまいります」と、誹謗中傷排除の姿勢を打ち出しただけに、ネット上では「この投稿をした人に法的措置を講じるべき」「野々村チェアマンは、この件で動いてほしい」などのコメントが相次いでいる。

 なお当該ユーザーは、Jリーグの声明発表後にXアカウントを削除している。この一件からの“逃亡”を図ったとみられるが、Jリーグをはじめ関係各所には同ユーザーの特定や処分等が求められそうだ。