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清水エスパルスは1月28日、ガーナ人FWアブドゥル・アジズ・ヤクブが海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを公式発表。2月3日までに中国1部・青島西海岸FCへの移籍が決定的になったという。
同選手の去就を巡っては、中国サッカーの情報を専門に扱う『ホットポップ・フットボール』が1月29日、同国メディアの報道を引用する形で「アジズは中国へ復帰。青島西海岸FCに加入する」と伝えていた。
そんななかアジス本人は3日、インスタグラムを通じてドバイに到着したことを報告。ドバイでは現在、青島西海岸FCのプレシーズントレーニングが行われているが、食事会場で同クラブ所属のブラジル人MFマテウス・インディオとともに過ごす様子もインスタグラムのストーリーズにアップ。青島西海岸FCへの移籍は確実とみられる。
現在26歳のアジズは、ヴィトーリアSCやエストリル、リオ・アヴェなどポルトガル国内の複数クラブを経て、2023年3月にリオ・アヴェから中国1部・武漢三鎮へ期限付き移籍。武漢三鎮ではブラジル人FWアデミウソン(元横浜F・マリノス、ガンバ大阪、町田ゼルビア)からレギュラーを奪い、中国1部リーグ17試合のスタメン出場で15ゴール2アシスト。絶対的ストライカ-として活躍していた。
2024年1月に武漢三鎮からリオ・アヴェへ復帰し、2023/24シーズンのポルトガル1部リーグ戦13試合のスタメン出場で6ゴール2アシストをマークしたアジズ。同年6月に清水へ完全移籍したが、清水では控え要員に。J2リーグで6試合の出場にとどまったが、それでも3ゴールと出場機会が少ない中で結果を残していた。
なお2024シーズンにJリーグクラブでプレーしていた外国籍選手では、ブラジル人MFダワンが2025年1月下旬にガンバ大阪のプレシーズントレーニングから離脱。2月はじめに中国1部・北京国安への完全移籍が正式決定している。