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イングランド3部のバーミンガム・シティが、2014シーズンJ1のアルビレックス新潟に在籍した韓国代表DFイ・ミョンジェ(無所属)の獲得を目指しているようだ。Kリーグ1で3連覇を達成した蔚山HDで左サイドバックを務めていたイは、2024シーズン限りで同クラブを退団し現在フリーとなっている。
バーミンガムには、今シーズンから日本人選手のFW横山歩夢とMF岩田智輝が所属している。横山はJ1のサガン鳥栖から、岩田はスコティッシュ・プレミアシップのセルティックからそれぞれ移籍。岩田はリーグ戦で先発出場を重ねており、主力の1人となっている。一方の横山は途中出場が中心で、30節までに10試合で162分の出場に留まっている。
イは、スピードを生かしたプレーと精度の高いクロスが持ち味の左サイドバックで、近年は韓国代表でも定位置を確保。バーミンガムでは、DFアレックス・コクレーンとのポジションを争いながら、異なるスタイルの選択肢をチームにもたらす可能性が期待されている。
バーミンガムのクリス・デイビス監督は、今2025年1月の移籍市場でタイトル獲得や昇格経験のある選手を優先して補強する方針を示しており、Kリーグ1王者としての経験を持つイはその条件を満たす選手と考えられている。イングランド2部への昇格を目指すチームにとって、豊富な経験を持つ選手の獲得は大きな戦力となるだろう。
また、2024シーズンのKリーグ1のベストイレブンにも選出されたイは、現在キャリアの最盛期と評価されており、正式契約が決まればチームに安定感をもたらすことが期待できそうだ。