一億総推し活社会、と言っても過言ではないくらい、誰もが誰かを推している現代社会。
推しによって人生にうるおいが生じている人も多いことでしょう。一方で、推しが人生の大事な一部になっているからこそ、推し活の乱れが人生の乱れに繋がる恐れも。
そんな推し活に懸命な人のための「お守り」が、100円ショップのSeriaで販売されています。
■ パステルカラーが可愛いSeriaの「推し活お守り」
Seriaで販売されている「推し活お守り」。店舗内の「推し活グッズ」コーナーに展開されており、「神席祈願」「ファンサ祈願」「不祥事回避」の全3種類です。

なおパッケージの裏面には「本製品は必ずしも効果を保証するものではありません」と記載されているので、期待のし過ぎは禁物です。
筆者も実際にSeriaの店舗に行って買ってきました。都内の数店舗を回って、手に入れることができたのは「ファンサ祈願」と「不祥事回避」の2種のみ。「神席祈願」だけはどうしても見つかりませんでした。

パステルカラーが可愛いデザインで、推しのカラーにぴったり合致すれば、よりご利益がありそうな気がしてきます。
紐付きなので推し活用のバッグなどにつけておくことも可能です。


■ 「ファンサ祈願」&「不祥事回避」!万が一に備えて持っておきたいお守りたち
「ファンサ祈願」のお守りは爽やかなブルー。裏面にはうちわの絵柄と「認知ください」という切実な祈りが書かれています。


欲を出してはいけないと思いつつ、推している限りはやはり「自分を見て欲しい」と思うもの。うちわを作ったり、目に留まりやすい格好をしたり……と努力をしても、限界はあるもの。推しが自分を認知してくれるかどうかは、最終的には運でしかありません。
「人事を尽くして天命を待つ」とは言いますが、できることなら人事も天命も尽くしたい。そんなときに最適なのがこの「ファンサ祈願」のお守りではないでしょうか。
筆者が手に入れたもう1つが、「不祥事回避」のお守り。色は紫、裏には「炎上しないで」と書かれています。


推し活をしている人間として、やはり一番避けたいのは「推しの炎上」です。最悪の場合は炎上1つで活動休止や引退、ということもありえます。推しが人生の一部になっている人にとっては、我が身を引き裂かれるような思いでしょう。
炎上商法なんて言葉もありますが、推しが知らない人たちに袋叩きにされている姿は、たとえ認知度をあげるためであったとしても、見たくありませんよね。
いつ起こるとも分からない推しの炎上。身近なものにこの「不祥事回避」のお守りをくくっておくと、どこかで神様が見てくれているかも知れません。
神様という概念は、言ってしまえば人類初の“推し”ではないでしょうか。手ひどい炎上と、ファン同士の凄絶な争いを、数千年にわたって見てきたはず。現代を生きる推しやファンたちの気持ちも、きっと理解してくれることでしょう。