浦和レッズ 写真:Getty Images

 タイ1部ムアントン・ユナイテッドは、同国代表MFカカナ・カミョクをパートナーシップ提携先の浦和レッズへ派遣する模様。現在20歳ながらもA代表招集歴のある逸材に、Jリーグ挑戦の可能性があるという。

 攻撃的ミッドフィルダーの同選手は、身長177cmで右利き。2023年1月にアサンプション・ユナイテッドからムアントンへ移籍すると、2024/25シーズンはリーグ戦15試合のスタメン出場で4ゴール1アシスト。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループステージ6試合で2ゴール5アシストと結果を残したほか、年代別代表でのプレーが続く中、2024年10月11日の国際親善試合フィリピン戦でA代表デビューを飾るなど、国内屈指の有望株として注目を浴びている。

 タイのサッカーを専門に扱う『Tal Ungballthai』が2月3日に伝えたところによると、ムアントンは2024/25シーズン終了後、カカナを浦和のトレーニングに参加させるとのこと。浦和の補強方針について「浦和は時間をかけて選手育成するべく、より若いタイ人選手を獲得する方針に切り替えたと噂されている」としているが、トレーニングでのパフォーマンス次第では正式契約に至る可能性も考えられる。

 浦和は2021年9月にムアントンとパートナーシップの覚書を締結。2023年5月には、当時ムアントン所属のMFエカニット・パンヤ(現愛媛FC)、MFジャルンサック・ウォンコーン(現セレッソ大阪)、MFウィーラテップ・ポンパーン(現バンコク・ユナイテッド)が浦和のトレーニングに参加し、エカニットのみ正式契約を勝ち取った。

 なおドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、カカナとムアントンの契約期間は2025年6月までだという。西野努氏が横浜F・マリノスへ移るなど、フロント陣の顔ぶれが変わった浦和だが、タイ人獲得路線を継続するか注目が集まる。