2020年にイギリス王室から離脱し民間人になったヘンリー王子がその早すぎる回顧録で、かつて霊媒師によって亡き母親・ダイアナ妃の霊と交信したことに言及している――。

■亡き母ダイアナ妃とヘンリー王子の“霊界通信”

 1月10日に発売されたばかりのヘンリー王子の回顧録『SPARE』では、これまで伏せられていた王子のプライベートな新事実が赤裸々に語られているが、その中でかつて亡き母・ダイアナ妃と交信するために霊媒師の助力を求めたことを明かしている。

 1997年8月31日に交通事故でダイアナ妃が死去した時、チャールズ国王の次男、ヘンリー王子は13歳の誕生日のわずか数週間前であった。

 ヘンリー王子はかつて霊媒師を通じて亡き母からのメッセージを受け取る幸運に恵まれたことを著書の中で記している。

 霊界のダイアナ妃の言葉を代弁する霊媒師はヘンリー王子に「彼女(ダイアナ妃)が成し遂げられなかった人生を送っている」と告げた。さらにヘンリー王子に「あなたは彼女(ダイアナ妃)が望んだ人生を送っている」と語ったと伝えられている。

 ヘンリー王子は回顧録の中で、母親が自分のそばに一緒にいると知らされた時、首筋が熱くなり、目頭に涙が浮かんだとも述べている。続けてダイアナ妃はヘンリー王子が「明確な答えを求めている」ことを知っていて「あなたの混乱を感じた」と言い、ヘンリー王子には「たくさんの疑問」があるが、「答えはいずれ出てくる」だろうと伝えたという。

 本の別の章では、母親の霊がヘンリー王子の息子、アーチー王子が故エリザベス女王の形見のクリスマスツリーのオーナメントを壊すのを目撃したと話したことが記されている。そして実際にアーチーがオーナメントを修理しようとしていたことがあったという。

 英「Daily Record」紙によると、霊媒師はダイアナ妃は一度も会ったことのない孫のアーチ―を見てこの出来事を面白がっていたのではないかと示唆したという。

 また別の章では、ウィリアム王子とアフリカ・ボツワナ共和国を旅行中にヒョウに遭遇した時のぞっとするような体験が語られている。ヘンリー王子はこのヒョウとの遭遇は、亡き母ダイアナからの「すべてはうまくいく」というサインだと解釈したという。

 ヘンリー王子は幼い頃に母親が亡くなったことを受け入れるのにどれほど苦労したかを綴り、悲劇的な自動車事故の直後にはダイアナ元妃が自分の死を偽装したのではないかと一瞬信じたこともあったと述べている。そして母親が亡くなったパリのトンネルを何度も車で通った時期がかつてあったのだという。

 母親の霊が語るようにヘンリー王子の人生は結果的に「すべてはうまくいく」ものになるのだろうか。どちらにせよ「答えはいずれ出てくる」ということなのかもしれない。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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