Jリーグ 写真:Getty Images

 Jリーグでプレー経験のある外国人選手の中国移籍が相次いでいる。ガンバ大阪は2月2日、ブラジル人MFダワンが中国1部・北京国安へ完全移籍したと公式発表。清水エスパルスを離脱したガーナ人FWアブドゥル・アジズ・ヤクブに中国1部・青島西海岸FCへ移籍する可能性が報じられているほか、元鹿島アントラーズ所属選手で現在ブラジル1部ECバイーアでプレーしているFWエヴェラウドにも中国クラブからの関心が取りざたされている。

 現在26歳のアジズは、2024年6月にリオ・アヴェから清水へ完全移籍も、J2リーグで6試合の出場に。清水は1月28日、同選手が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを公式発表したが、中国サッカーの情報を専門に扱う『ホットポップ・フットボール』は29日に「アジズは中国へ復帰。青島西海岸FCに加入する」と報じている。

 一方で現在33歳のエヴェラウドは、2020年から3シーズンにわたり鹿島でプレー。J1リーグ通算80試合の出場で24ゴールをマークも、2021シーズン途中から出場機会を減らし、2022年12月にECバイーアへ完全移籍した。

 そのECバイーアでは、絶対的ストライカ-として活躍。加入1年目の2023シーズンにブラジル1部リーグ33試合の出場で9ゴールを挙げると、2024シーズンも37試合の出場で8ゴールをマークしている。

 エヴェラウドの去就を巡っては、ブラジルメディア『Futebol Bahiano』が1月26日に「ブラジル1部ECヴィトーリアが、エヴェラウドの獲得にむけて移籍金100万ユーロ(約1億6000万円)を用意。しかし本人はバイーアでのプレーに満足している。ヴィトーリアに移籍しない意向を伝えた」とリポート。バイーア残留が既定路線とみられている。

 しかし同メディアは2月2日になって「エヴェラウドには中国クラブからのオファーが届いており、バイーアを退団する可能性がある」と報道。オファーを提示したクラブや提示額は明らかになっていないものの、エヴェラウドの息子はすでに友達等に別れを告げたという。