ベン・チルウェル 写真:Getty Images

 守備陣に離脱者が相次いだことからチェルシー(イングランド1部)は今冬にクリスタル・パレス(同1部)からイングランド人DFトレボ・チャロバーを呼び戻し。そして、今度は構想外となっているイングランド代表DFベン・チルウェル(28)を貸し出すようだ。

 下部組織から育ったレスター・シティ(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたチルウェルは、2020年夏にチェルシーへ加入。豊富な運動量を生かした上下運動やスピードを武器に長らくチェルシーの左サイドバクの主力としてプレーし、昨季は副キャプテンも務めた。

 しかし、今季から指揮をするエンツォ・マレスカ監督はスペイン代表DFマルク・ククレジャを重宝しており、チルウェルは構想外に。昨夏にも退団の可能性が取り沙汰されたなかで、最終的に残留したものの、プレミアリーグでは全試合でベンチ外となっており、出場した試合はカラバオカップでの45分間のみとなっている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、チェルシーはチルウェルに関して、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスと同意に至ったとのこと。契約内容はシーズン終了までのレンタル移籍になるようだ。

 また、チルウェルはクリスタル・パレスへの移籍を受け入れる準備ができており、個人合意に向けて最終段階について協議しているとのこと。現地時間3日にもメディカルチェックが予約されており、取引成立まで間近に迫っているようだ。