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町田ゼルビア所属選手や関係者の“海外移籍”が相次いでいる。2025シーズンの契約更新をしたばかりのブラジル人FWエリキの退団が取りざたされているほか、現在イングランド2部ブリストル・シティへ期限付き移籍中のパリ五輪U23日本代表FW平河悠には、完全移籍移行の可能性が。2選手にくわえて、ジュニアユース監督の前嶋聰志氏も海外へ拠点を移すという。
1月7日に2025シーズンの契約更新が公式発表されたエリキは、1月30日時点でチームに合流しておらず。ブラジルメディア『ge』は「彼は2024シーズンでアジアでの5年半の活動を終えた」と伝えたほか、「僕のキャリアの中で、アジアでのプレーは特別だった」「(母国復帰の可能性は)絶対に排除できない」という本人のコメントを紹介している。
また2024シーズン途中に町田からブリストルへ期限付き移籍した平河は、コンディション不良により出遅れたものの、2024/25シーズンのイングランド2部リーグ戦26試合の出場で2ゴール。英公共放送局『BBC』は2月2日に「ブリストルは平河を近日中に完全移籍させる予定」と伝えている。
日本サッカー協会公認B級ライセンスを持つ前嶋氏は、京都サンガや横浜FCなどJリーグ複数クラブのコーチを経て、2024年は町田のジュニアユースを指揮。2月2日にXで「今シーズンからUAEのアルアインFCで働くことになりました。FC町田ゼルビアに関わる皆様、3年間ありがとうございました」と、ファン・サポーターに“海外移籍”を報告すると、「まだ3週間目ですがバルセロナ以来の海外生活、毎日世界各国の指導者と話して学んで刺激に囲まれています。素晴らしい機会に感謝して思いっきり楽しみます」と綴っている。