ガンバ大阪 写真:Getty Images

 ブラジル人MFダワンを中国1部・北京国安へ完全移籍により放出したガンバ大阪は、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからトルコ人FWデニス・ヒュメットを獲得する可能性が報じられていたものの、実現には至らないという。

 ヒュメットの去就を巡っては、スウェーデン紙『エクプレッセン』が1月下旬に「G大阪が獲得を狙っている」とリポート。ユールゴーデンIFは移籍金110万ユーロ(約1億8000万円)のオファーを拒否したが、G大阪は2500万スウェーデン・クローネ(約3億5000万円)まで増額して再度オファーを提示したとみられる。

 またスウェーデンメディア『fotbolldirekt』は1月28日に「ユールゴーデンIFは2500万スウェーデン・クローネのオファーを受け入れる」と報道。ただ『Fotbollskanalen』はユールゴーデンIFのスポーツディレクターを務めるボッセ・アンデション氏の話として「ヒュメットに関しては、我々が望むオファーはない」「合意に近づいていない」などとリポート。『fotbolldirekt』の報道内容を否定していた。

 G大阪移籍の可能性を巡り、様々な報道が飛び交うなか、『Sport Bladet』が2月2日に伝えたところによると、アンデション氏はヒュメットの去就についてこう述べたという。

 「ヒュメットに関して新聞で書かれていたことは真実ではない。選手が移籍するのであれば、我々クラブにとっても選手にとっても良いことであるべきだが、我々にとって良いことは何もない。彼を放出する必要は全くない」

 現在28歳のヒュメットは、身長189cmで右利きのセンターフォワード。スウェーデン1部強豪のマルメFFの下部組織出身であり、スウェーデン、フランス、トルコ国内でプレーしたほか、U21トルコ代表選出の実績を持っている。