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川崎フロンターレ所属の日本代表DF高井幸大には、トルコ1部トラブゾンスポルからの関心が報じられているが、今冬移籍の可能性は低いという。
パリ五輪U23日本代表の中心選手であり、アーセナル所属DF冨安健洋に匹敵する高井には、以前から海外移籍を期待する声が。2024年12月27日に『Juve Media』がイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』の報道内容を引用する形で、名門ユベントスからの関心を伝えたことは記憶に新しい。
トラブゾンスポル移籍の可能性については、トルコメディア『gunebakis』が1月27日に「タカイは移籍に前向き」「すでにクラブと接触」などと報道。『61saat』は欧州の下位・中位リーグの複数クラブが同選手の動向を注視している可能性を伝えていた。
しかし『gunebakis』は28日になって「高井は成長の都合上、まだ決まっていない」などと、移籍交渉が難航している可能性を報道。すると、トルコ人ジャーナリストのハサン氏は31日に「トラブゾンスポルは高井について交渉はしていない。ただ単純に(獲得に必要な)値段を尋ねただけだ」とリポート。トルコの移籍ウィンドウ最終日が2月11日であるなか、日本人センターバックの獲得交渉は本格化していないという。
またMF本田圭佑(無所属)の実兄であり、エージェント会社『エロエ株式会社』の代表を務める本田弘幸氏は、27日にXを更新。日本国旗の絵文字、右矢印、トルコ国旗の絵文字をアップして「That‘s far from the truth.」(それは真実から程遠い)と投稿したが、高井が同社の顧客であるだけに、同選手のトルコ移籍報道が事実でない可能性を指摘する声が挙がっている。
くわえて『All Asian Football』のダニーロ記者は、31日に「高井の状況に変化はない。ユベントスからの関心は確認されていない」とリポート。同選手の去就について「トラブゾンスポル移籍、川崎残留の2択」としたが、ハサン氏の伝えた情報を踏まえると、川崎残留が濃厚とみられる。