ジョルジーニョ 写真:Getty Images

 アーセナルで日本代表DF冨安健洋とチームメイトのイタリア代表MFジョルジーニョは、セレッソ大阪移籍が噂されたことで話題に。2024/25シーズン限りでアーセナル退団の可能性も報じられているが、ここに来て選手サイドに新たな動きがあったという。

 現在33歳の同選手は、エラス・ベローナ、ナポリ、チェルシーなどを経て、2023年1月31日にチェルシーからアーセナルへ完全移籍。2024年5月には契約延長が公式発表されたものの、2024/25シーズンはここまでプレミアリーグでスタメン出場6試合とプレータイムを確保できていない。

 ジョルジーニョの去就を巡っては、米メディア『ESPN』が1月でアーセナルを退団する可能性や、パルメイラスなどブラジル国内複数クラブとの交渉を報道。一部ではC大阪と関係者の接触も取りざたされていた。

 一方でブラジルメディア『ge』は1月22日に「ジョルジーニョとブラジル1部CRフラメンゴの移籍交渉は冷え込んでいる。合意まで程遠い」とリポート。クラブは3年総額1000万ユーロ(約16億3000万円)でオファーを提示も、選手サイドは3年総額1300万ユーロ(約21億2000万円)を求めているとみられていた。

 しかし、ブラジル人ジャーナリストのヴェネ・カサグランデ氏は、1月31日に「フラメンゴはアーセナル所属ジョルジーニョの獲得に注力している」とした上で、フラメンゴ移籍の可能性についてこう伝えている。

 「フラメンゴはすでにジョルジーニョと合意している。彼は最近、ジョゼ・ボト氏(フラメンゴのテクニカルディレクター)と話し合い、SNSでの反響やファンの愛情に好意的な反応を示している。(ジョルジーニョの)代理人は、フラメンゴとの契約に自信を持っている」

 なおブラジル人ジャーナリストのレナン・モウラ氏は、26日の時点で「アーセナルはジョルジーニョとの契約が2025年6月で切れるため、同選手の放出を決断した」と報じている。大物選手のJリーグ挑戦を待ちわびるファン・サポーターはいるものの、現時点ではフラメンゴが移籍先の有力候補だと考えられる。