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かつてアルビレックス新潟に在籍していた韓国代表DFイ・ミョンジェは、2024シーズン限りで韓国1部・蔚山HDを退団。Jリーグクラブをはじめ韓国国外クラブからのオファーを拒否し、イングランド3部バーミンガム・シティFCでFW横山歩夢(元サガン鳥栖)のチームメイトになる見込みだという。
現在32歳の同選手は、2014年に大卒で蔚山へ加入すると、同年6月に新潟へ期限付き移籍。新潟ではJ1リーグ戦5試合の出場に終わり、わずか半年で期限付き移籍期間満了により退団。兵役期間をのぞき、2015年から24年まで蔚山一筋のキャリアを歩み、24年には韓国リーグのベストイレブンにも選出されるなど、長きにわたり主力選手として活躍していた。
蔚山を契約満了により去ったイ・ミョンジェの去就を巡って、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は2月1日に「偉大な挑戦!イ・ミョンジェのバーミンガム移籍が迫っている」とリポート。同国のサッカー移籍市場に精通する関係者から独自に入手した情報として、こう報じている。
「彼のもとにはこの冬、日本、中国、中東などからオファーが届いていた。特に中東、中国クラブは巨額の金額を提示した。ここ最近はイングランドの複数クラブも関心を寄せていた。彼はその中で最も積極的だったバーミンガムを(新天地に)選んだ。すぐに渡英し、正式契約を結ぶ予定だ」
バーミンガムは2010/11シーズンを最後にプレミアリーグの舞台から遠ざかっており、MF三好康児を擁する2023/24シーズンはイングランド2部リーグで22位に終わり降格。ただ2024/25シーズンは、新戦力である横山の活躍もあり、3部リーグ第26節終了時点で18勝6分2敗で首位と好調をキープしている。