フィカヨ・トモリ 写真:Getty Images

 今季は負傷者が相次いでいる影響でプレミアリーグ4連敗と不調のトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)が、ミラン(イタリア1部)に所属するイングランド代表DFフィカヨ・トモリ(27)の獲得に動いているようだ。

 下部組織からプレーしたチェルシー(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたトモリは2021年1月にミランへ加わると、初年度からレギュラーとしてプレーし、クラブのスクデット獲得にも貢献。今季はここまでセリエA12試合に出場しているものの、昨年10月下旬からは出場機会が減少している。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、トッテナムはトモリの獲得に向けて、移籍金2500万ユーロ(約40億2000万円)+ボーナス500万ユーロ(約8億円)の総額3000万ユーロ(約48億2000万円)でクラブ間合意に至ったようだ。

 最終決定はアストン・ビラ(イングランド1部)も関心を示していたトモリに委ねられているとのこと。ただ、イングランド代表DFは常にミラン残留希望を表明していたようだ。

 なお、トッテナムは攻撃強化のオプションとしてバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に所属するU-23フランス代表マティス・テルの獲得を標榜。移籍金6000万ユーロ(約96億4000万円)でクラブ間合意に達したとされているが、テル本人がトッテナム移籍を拒否したと報じられている。