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かつてヴィッセル神戸、名古屋グランパス移籍の噂で注目を浴びた元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、メキシコ1部CFモンテレイへの移籍で合意に達した模様。CFモンテレイは2025年開催のFIFAクラブワールドカップで、浦和レッズや日本代表DF長友佑都(現FC東京)の古巣インテルなどと対戦する。
現在38歳のラモスは、元ヴィッセル神戸所属選手のアンドレス・イニエスタらとともに2010年開催の南アフリカW杯でスペイン代表を優勝に導いたほか、UEFA欧州選手権(ユーロ)を2度制覇。レアル・マドリードでは在籍16年で5度のラ・リーガ制覇、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇など、数多くのタイトルを獲得している。
また2021年夏のマドリード退団後は、パリ・サンジェルマン(PSG)を経て2023年9月にセビージャへ復帰。2023/24シーズンもリーグ戦で28試合に出場して3ゴールと結果を残したが、わずか1シーズンで退団。無所属状態がつづくなか、2024年8月にはインスタグラムでミズノ製の「NAGOYA GRAMPUS EIGHT」と書かれたシャツを身にまとう自身の姿をアップしたことにより、名古屋移籍の可能性が取りざたされたことは記憶に新しい。
その後もニューカッスル・ユナイテッドなどが移籍先候補に挙がっていたがものの、依然としてフリーだったラモス。スペイン紙『マルカ』は1月30日、CFモンテレイ率いるマルティン・デミチェリス監督の話として「ラモスのCFモンテレイ加入は、誰にとっても名誉なことであり、(ラモスの加入実現を)期待している」と伝えていた。
するとメキシコ人ジャーナリストのセザール氏は30日に「数時間に及ぶ交渉の末、CFモンテレイはラモスとの契約締結で合意」とリポート。両者は1年契約を結ぶ見込みであり、残すはメディカルチェックと正式契約のみだという。