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質問にリアルタイムで回答を変更、敏感な話題には沈黙
中国のAI企業が開発した「DeepSeek」が、特定の質問に対してリアルタイムで回答を変更、あるいは完全に拒否する様子が確認された。この動作は、特に中国共産党(CCP)が検閲対象としている話題に関して顕著なようだ――。
天安門事件や習近平氏に関する質問を拒否 1989年6月4日に発生した天安門事件について質問すると、DeepSeekは最初こそ回答しようとするが、直後に内容が削除され「それについては回答できない」というメッセージに置き換わる。(現在は即座に回答を拒否するようだ)また、中国国内の抗議運動、例えば「白紙運動」や香港の「雨傘運動」について尋ねると、一切の回答が得られない。
さらに、中国国家主席である習近平氏の名前を出した質問も拒否される。中立的な質問であっても、「それについては回答できない」といった曖昧な返答が繰り返される。このような動作は、政府の検閲ポリシーに厳格に従うよう設計されていることを示している。