企業側はクライアントを失ったとしても、従業員の労働環境の維持向上を優先し、良質な労働力の確保を目指す方向に変わりつつあります。この傾向は今後更に強まっていくことになると思います。

「お客様は神様」ではなく「従業員こそ会社の宝」という姿勢に変われば、カスハラに対しても毅然とした対応ができるようになっていきます。

コンビニやファストフードのような業態では顧客選別は難しいかもしれませんが、会社が選別して問題の多い顧客との取引を避けるような動きになっていく。

労働人口の減少は、悪いことばかりではありません。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年5月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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