共同通信によると、2015年に中国当局が邦人女性を拘束し、日本国内での行動を理由にスパイ罪を適用していたことが明らかになりました。
【6年間服役】邦人女性の日本での行動にスパイ罪適用、中国出張中に拘束 中国当局LstUU0Jzs
女性は尖閣を巡る見解を東京都内で中国側から聞いて日本政府側に提供した後、上海出張中に捕まった。国家機密の情報は含まれないと判断されたものの、懲役6年の実刑判決を受けて服役した。
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 30, 2024
女性は尖閣諸島に関する認識を中国側から聞き取り、日本政府関係者に伝えた後に上海で拘束され、2019年に懲役6年の実刑判決を受け服役しました。これが事実ならば、習近平政権の強硬な国家安全政策を象徴していることになります。また、日本国内での中国の情報収集活動への懸念も浮き彫りにしました。

岩屋外務大臣と中国・王毅外相 中国外交部HPより
■
日本政府が事態を把握していながら公表しなかった点には批判が集まっています。公表すれば注意喚起が可能だったはずだと指摘され、「日中友好」を重視する政府の姿勢への疑念が挙がっています。
日本での行動にスパイ罪適用、邦人女性が中国出張中に拘束され6年服役の件、何が恐ろしいって、これ10年くらい前の話なのに日本政府が公表していなかったこと。注意を促す意味でも政府は公表する義務がある。そうまでして“日中友好”とやらをやりたいのか…日本は政治の中枢も既に侵されてるのかもね。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) December 30, 2024
中国が日本国内の行動を理由にスパイ罪を適用できる一方で、日本が国内でスパイ活動を行う中国人を逮捕できない状況が批判されています。
日本人女性が中国で捕まって6年も服役させらていたのか。そしてそれを日本政府は知っていながら公表しなかった。