ガンバ大阪 写真:Getty Images

 チュニジア代表FWイッサム・ジェバリらを擁するガンバ大阪は、トルコ人FWデニス・ヒュメットの獲得でスウェーデン1部ユールゴーデンIFと合意に近づいている可能性が報じられた一方、ユールゴーデンIFは一部報道内容を否定している。

 ヒュメットの去就を巡っては、スウェーデン紙『エクプレッセン』が1月下旬に「G大阪が獲得を狙っている」とリポート。ユールゴーデンIFは移籍金110万ユーロ(約1億8000万円)のオファーを拒否したが、G大阪は2500万スウェーデン・クローネ(約3億5000万円)まで増額して再度オファーを提示したという。

 するとスウェーデンメディア『fotbolldirekt』は28日に「ユールゴーデンIFは2500万スウェーデン・クローネのオファーを受け入れる」と報道。ただ『Fotbollskanalen』によると、ユールゴーデンIFのボッセ・アンデションSD(スポーツディレクター)はG大阪からの関心を認めた上で、「ヒュメットに関しては、我々が望むオファーはない」「合意に近づいていない」などと、移籍報道に反応。選手本人は「今はここでトレーニングしており、2025シーズンに向けて集中している。これ以上のことは何も言えない」と具体的な言及を避けたという。

 現在28歳のヒュメットは、身長189cmで右利きのセンターフォワード。スウェーデン1部強豪のマルメFFの下部組織出身であり、スウェーデン、フランス、トルコ国内でプレーしたほか、U21トルコ代表選出の実績を持っている。

 2024年2月にカルマルFFからユールゴーデンIFへ完全移籍すると、同シーズンのスウェーデン1部リーグ戦で14ゴールを挙げるなど、湘南ベルマーレ下部組織出身のDF小杉啓太とともに主力選手として活躍。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも、全12試合中11試合のスタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残している。