子供から大人まで世界中で愛されているアニメ「スポンジ・ボブ」。しかし、その人気シリーズにおいて、放送から15年を経て突如として配信停止となったエピソードが話題を呼んでいる。その理由には、物議を醸す内容が含まれているためだという。その内容とは一体――。
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問題のエピソード「Mid-Life Crustacean(邦題:私はクール)」
問題となったエピソードのタイトルは「Mid-Life Crustacean(邦題:私はクール)」で、ミスター・クラブスが中年の危機を迎えるストーリーを描いている。このエピソードでは、彼が青春を取り戻そうと奮闘する様子がコミカルに描かれている。スポンジ・ボブとパトリックが彼の気分を盛り上げるため、ビキニタウンを巡る冒険に連れ出すのだ。
物語は一見、子ども向けのユーモアに満ちた内容に思える。しかし、問題のシーンが存在する。それは「パンティ泥棒」の場面だ。このシーンでは、3人がある女性の家に忍び込み、下着を盗むという行動に及ぶ。その後、家主がミスター・クラブスの母親であることが発覚し、彼は子ども部屋で反省を促されるという展開になる。
2018年、幼児・児童向け番組を専門とするチャンネル、ニコロデオンは「子ども向けにふさわしくない要素が含まれている」として、このエピソードをすべてのプラットフォームから削除する決定を下した。この背景には、放送基準の見直しがあったとされる。