エーゲ海の輝きと古代文明のロマンが魅力的な国、ギリシャ。青い海に浮かぶ島々や歴史的な建造物が立ち並ぶアテネなど、素敵な観光地が目白押しです!

海のイメージが強いギリシャですが、実は山にも見どころがいっぱいでおすすめ。せっかくギリシャを訪れるなら、古代の人々が「世界の中心」と信じた神秘のパワースポット、世界遺産にも指定されているデルフィ遺跡へ足をのばしてみてはいかがでしょうか?

デルフィへの小旅行では、ギリシャの歴史、文化、自然の美しさを満喫できること間違いなし。アテネから日帰りも可能なデルフィ遺跡は、団体ツアーのオプションにも良く含まれています。

古代ギリシャの人々にとって特別な場所だったデルフィ。今回は、そのパワースポットの魅力を紐解きながら、デルフィ遺跡への1-dayトリップをご紹介しましょう。

目次

  1. 1. 古代ギリシャの随一の神託所
  2. 2. デルフィにまつわるギリシャ神話
  3. 3. 世界遺産:壮大なデルフィの古代遺跡
  4. 4. デルフィ遺跡の見どころ
  5. 5. アテネからデルフィへのアクセス
  6. 6. 寄り道スポット
  7. 7. デルフィ遺跡への旅をもっと楽しむために
  8. 8. まとめ

1. 古代ギリシャの随一の神託所

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<豊かな自然の中に溶け込むデルフィの遺跡群>

デルフィが、古代にアポロン神殿と神託所の場所として選ばれたのは、偶然ではありません。アテネから北に3時間、パルナッソス山の中腹で雄大な自然に囲まれたこの地は、訪れる者を圧倒する特別なオーラを放っています。

デルフィは、古代「世界の中心」であると考えられていました。それは、オリンポスの12神の大神ゼウスの、有名な鷲のエピソードに由来します。

この神話によれば、ゼウスは2羽の鷲を世界の反対側から放ち、それらが空を飛んで交差する地点を「世界の中心」としました。その地点がデルフィであり、そこにオンファロスという聖なる石が置かれたと言われています。

オンファロスとは、ギリシャ語で「へそ」を意味しており、ギリシャ人にとって非常に神聖なシンボルとなっていました。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<デルフィ博物館に展示されているオンファロスの複製>

この神話は、デルフィの聖地としての重要性を高め、デルフィの神託(オラクル)も非常に尊敬される存在となった理由の1つです。神託は、古代において多くの人々や都市国家が重要な決定を下す際に訪れた場所であり、多くの影響を及ぼしました。

古代の人々は、デルフィで湧き出る泉や、岩の裂け目から噴出するガスに神秘的な力を感じ取っていました。神話によれば、デルフィには大地の女神ガイアを祀る聖域があり、巨大な蛇ピュトンが守っていたと伝えられています。

後に太陽神アポロンがピュトンを倒し、デルフィはアポロンのお告げを聞ける神託所として、古代ギリシャ世界の中心へと発展していくことになります。

2. デルフィにまつわるギリシャ神話

デルフィを訪れる際には、ギリシャ神話のエピソードを少しでも知っていると、より楽しめると思います。

アポロン神とは?

デルフィのアポロンの神殿に祀られているアポロンとは、どういう神様なのでしょうか?

アポロンは、ギリシア神話に登場するオリンポス12神の一柱。ゼウスと人間の女性レトと息子で、月の女神アルテミスとは双子の兄弟。ミコノス島の隣のデロス島で生まれたとされています。

竪琴を持っている美青年の絵や彫刻は、だいたいアポロン像です。詩歌や音楽、芸術の神、羊飼いの守護神でもあります。光明の神でもあることから、太陽神と呼ばれることも。また、矢の名人、病を治す治療神、神託を授ける予言の神でもあります。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<多彩な側面を持つ美形の神アポロン>

アポロンとピュトンの戦い

最も有名なデルフィの神話は、アポロン神と巨大な蛇ピュトンとの戦いです。

伝説によると、もともとデルフィはガイア(大地の女神)の聖域で、その子供である巨大な蛇ピュトンによって守られていました。若きアポロン神は、自身の神託所を設立するため、この地を求めてデルフィにやってきました。

ピュトンとの激しい戦いの末、アポロンは蛇を倒し、その体をデルフィの地中深く埋めました。この勝利を記念して、また、ピュトンの魂を鎮めるためにアポロンは「ピュティア祭」を創設しました。

神託所では、地下に埋められたピュトンの体から立ち上る霊気(実際には地層からの火山性ガス)を吸った巫女が、神託を告げるようになったと言われています。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<「ピュティア」と呼ばれる巫女が神託を告げた>

悲劇のオイディプス王

デルフィの神託は、有名なギリシャ悲劇「オイディプス王」の中でも重要な役割を果たしています。テーバイの王子オイディプスは、「いずれ自分の父を殺し、母と交わる」という恐ろしい神託(予言)をデルフィで受けます。

これを避けようとして養父母の元を去りますが、皮肉にもその行動が予言を的中させることになってしまいます。

知らずに殺した男が実の父であり、結婚した妻は実の母であったという真実を知ったオイディプスは絶望し、知らずに息子の妻になったと知ったイオカステは自殺、オイディプス自身は自ら目を潰して追放されます。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<古代ギリシャからさまざまな演劇が催された劇場>

アルゴナウタイの祈願

イアソンとアルゴナウタイ(アルゴ船の船員)たちは、黄金の羊毛を求める冒険の前にデルフィを訪れ、航海の安全を祈願しました。この話は、重要な冒険や決断の前にデルフィの神託を仰ぐという当時の慣習を示しています。

デルフィの神託は、しばしば謎めいた言葉で語られ、その解釈は聞き手に委ねられました。神託は韻文で語られることが多く、暗示的な言葉を解するのは難しかったようです。

それでも、デルフィの神託所は、古代ギリシャ世界における最も重要な宗教施設の一つとして、政治的決定から個人の人生相談まで、さまざまな場面で重要な役割を果たしました。

これらの神話は、デルフィが持っていた強大な影響力と、古代ギリシャ人の精神生活における重要性を物語っているように思います。

神託所の入り口には「汝自身を知れ」「過ぎたるは及ばざるが如し」といった格言が刻まれていたとのことで、これは現代でも人生の指針として引用される知恵となっています。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<遠方からアポロン神殿の神託を求めて参拝する人が跡を絶たなかった>

3. 世界遺産:壮大なデルフィの古代遺跡

デルフィ遺跡を訪れると、まずその壮大な景観に心を奪われます。眼下に広がるイテア湾の絶景、そしてそれを囲むようにそびえ立つ山々。古代の人々が「世界の中心」と考えたのも頷ける、雄大で神秘的な風景が広がっています。

遺跡内には、アポロン神殿跡、古代劇場、競技場など、当時の繁栄を物語る数々の痕跡が残されています。中でも、アポロン神殿はデルフィ遺跡の中心的な存在。

かつて、ここでトランス状態になった巫女を通して告げられた神託は、人々の運命を左右するほど大きな影響力を持っていたと言われています。宗教的な中心地として紀元前6世紀頃に最も栄え、その影響力は、ローマ支配時代にキリスト教が国教となった4世紀頃まで続きました。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<デルフィ遺跡の中腹から眺める風景>

Archaeological Site of Delphi (デルフィ遺跡)

  • 住所:Delphi 330 54 ギリシャ
  • 電話番号: +30 22650 82313, 82346
  • 入場料金:12ユーロ(冬期6ユーロ)デルフィ博物館と共通チケット

※開館時間と休館日は上記サイトでチェックし、閉館の4時間前位には到着するのが望ましいです。

4. デルフィ遺跡の見どころ

それでは、デルフィ遺跡の主な見どころについてご案内しましょう。

アポロン神殿

アポロン神殿は、古代ギリシャで最も重要な宗教的施設の1つで、デルフィの神託が行われた場所として有名です。パルナッソス山の斜面にあり、世界の中心「オンファロス」として神聖視されていました。

この神殿は、音楽、予言、調和を司るアポロン神に捧げられ、崇拝されました。現在の神殿は紀元前4世紀頃に建てられたものです。

当時は、6×15本のドーリス式円柱を持つ壮麗な建築でしたが、幾度かの地震や火災で破壊と再建を繰り返しました。神殿の地下では大地の割れ目から上る霊気でトランス状態になったピュティア(巫女)がアポロンの神託を伝え、それを聞くために多くの都市国家や個人が参拝に訪れました。

デルフィの神託は、古代ギリシャ社会において政治的、宗教的決定に重要な役割を持ち、その影響は地中海全域に及びました。

今では柱が数本残っているのみですが、ここで神託を受けるために、遠方から老若男女が険しい道を通って来たと思うと、感慨深くなりませんか?

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<ドーリス式の柱が当時の様子を忍ばせる>

アテナ・プロナイア神殿

メインのアポロン神殿は山の中腹にありますが、そこから少し下方の山の麓にアテナの聖域があり、その中に、アテナ・プロナイア神殿の遺跡があります。知恵や戦略の女神アテナに捧げられた神殿で、ドーリス式の美しいトロス型(円形)神殿として有名です。

参拝者は、まずここに訪れ、そのあと、カスタリアの泉で身を清めたと言われます。「プロナイア」とは「神殿の前」を意味し、巡礼者がアポロン神殿に向かう前に、心身ともに準備を整える場所として重要でした。

現在残っているのは紀元前4世紀頃のもので、 清めの儀式や供物の捧げ場所として機能していたと考えられています。

アテナイ人の宝庫

アテナイ人の宝庫は、アポロンへの感謝や敬意を表すため、また都市国家アテナイの繁栄を示すために建てられました。紀元前490年のマラトンの戦いでの勝利を記念して建設されたとされています。

この勝利は、ペルシャ軍に対するギリシャ連合軍の重要な戦果であり、その戦利品や奉納品がアポロンに捧げられました。

ドーリス式の大理石小型建築で、彫刻や装飾には、アテナイ人の神話や歴史(特にヘラクレスやテセウスの物語)が刻まれています。この宝庫は、他の都市国家の宝庫と共にアポロン神殿に至る聖なる道(巡礼路)にあり、綺麗に修復されています。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<アテナイの富と権威を誇示する「アテナイ人の宝庫」>

古代劇場

デルフィ遺跡の中には、アポロン神殿の少し上に古代の劇場もあります。当時、アポロンを讃えて4年に1度行われたピュティア祭の時、この劇場では、豊かな自然に囲まれて、演劇や歌、詩の朗読などが催されたとのこと。当時の拍手や喝采が蘇って来るようです。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<見晴らしの良い山をバックに演劇などが行われた古代劇場>

スタジアム

デルフィ遺跡にあるスタジアムは、宗教的な祭典や競技会が行われた重要な場所です。4年に1度、ピュティア祭(アポロンを讃える祭典)の一環として行われたピュティア競技大会は、ゼウス神を讃えるオリンピア競技大会と並ぶ重要なものでした。

スタジアムはアポロン神殿の北側、パルナッソス山の斜面に位置し、自然の地形を利用して建設されました。この位置からデルフィの壮大な景色を一望できます。

スタジアムの全長は約177m、幅は約25mで、観客席は石で作られ、約6,500人を収容できました。観客席の多くはローマ時代に改修され、 主に陸上競技や馬車競走などが行われました。

これらのイベントはアポロン神への奉納として行われました。遺跡の中で最も高い位置にあるため行くのは大変ですが、夏場は水を必ず持参して、水分補給しながらゆっくりと登っていきましょう。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<スポーツや芸術を通じて神を称えたスタジアム>

デルフィ考古学博物館

遺跡のすぐ横にある、遺跡から発掘された物を展示するデルフィ考古学博物館も、見逃せないスポット。当時は、神殿に捧げた奉納物がたくさんあり、アテネ人の宝庫やシフノス人の宝庫など、貢物にあふれていたデルフィ。

青銅製の御者像やスフィンクス像、世界の中心を示したとされる石、オンファロスなど、希少な出土品を通じて、古代ギリシャの宗教心、文化と技術の素晴らしさに触れることができます。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<考古学博物館入り口>

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

<青銅製の御者像> 

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<スフィンクス像>

Archaeological Museum of Delphi

  • 住所:Delphi 330 54 ギリシャ
  • 電話番号: +30 22650 82312
  • 入場料金:遺跡と共通チケット 12ユーロ(冬期は6ユーロ)

5. アテネからデルフィへのアクセス

アテネからデルフィへは、公共交通機関(バス)でも行けますが、ツアーの方が便利でおすすめです。

バス

アテネのリオシオン・バスターミナルから、デルフィ行きのバスが定期的に運行されています。所要時間は約3時間で、事前に予約しておくと安心です。チケットは印刷して行ってくださいね。

アテネ長距離バス リオシオン・ターミナル(KTEL Bus Terminal B)

  • 住所:260 Liosion St.
  • TEL:+30-2108317096

※サイトやグーグルマップには表示されますが、実際のバスターミナルは、Agiou Dimitriou Oplon通り沿いとなります。タクシーで行く場合は、Liosion bus terminal Bと言った方が良いでしょう。

ツアー

アテネからのオーガナイズされたツアーも多く提供されています。英語ガイド付きのツアーは、デルフィ遺跡と周辺を効率的に見て回るのに最適です。複数のツアーを比較してみてくださいね。

  • デルフィツアー
  • 世界遺跡デルフィツアー 

6. 寄り道スポット

レンタカーや個人ツアーならば、下記の場所に寄り道もおすすめです。

アラホバ

デルフィへ行く途中の山間部には、アラホバという古き良き時代の雰囲気を残した、可愛らしい村があります。石造りの家々が並ぶこの村では、手織りのラグや地元産のチーズが名産です。

また、路地裏に並ぶカフェやタヴェルナは、ゆったりとして良い雰囲気なので、ちょっとした休憩に最適。地元の珍しいお土産も見つかるかもしれません。冬はスキーリゾートとしても有名です。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<バスから眺めたアラホバの村>

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<伝統的な道具を売るローカルな店>

オシオス・ルカス修道院

ギリシャ美術の宝庫として知られるオシオス・ルカス修道院は、11世紀に建てられたビザンティン建築の傑作で、世界遺産にも指定されています。

修道院内部には、イエス・キリストや聖人の黄金のモザイク画が天井に施されており、その美しさと輝きに圧倒されます。静寂と荘厳な雰囲気の中に身を置くと、ほっとして本来の自分に戻れるような気がします。

昨今、ギリシャでは真夏に山火事が多発しているのですが、この修道院のすぐそばまで火の手が迫ったにもかかわらず、ここだけは火が回らずに焼けずに済んだので、修道院の人たちは、「神のご加護があって奇跡が起きたのだ」と言っていました。

なるほど、修道院の敷地のすぐ前の木は、真っ黒こげになって無残な姿をさらしていましたが、修道院はほとんど被害を受けずに済んだのは、やはり奇跡のような気がします。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<世界遺産にもなったオシオス・ルカス修道院>

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<重厚な建築の教会>

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<金色のモザイクがまぶしい天井画>

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<修道院内で作られたオリーブ油やイコンなどのお土産も>

Monastery of Osios Loukas

  • 住所: STIRI , VIOTIA , GREECE 32100
  • 電話番号:+30-22670-22228 , 21305

7. デルフィ遺跡への旅をもっと楽しむために

デルフィへの旅のベストシーズンは、 春や秋です。夏は暑さが厳しく、山間部なので冬は寒いです。 遺跡内は広く、デコボコの坂道も多いので、歩きやすい服装と靴がおすすめです。

特に夏場は 日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策は必須です。スリや置き引きも多いので、公共バスなどを使うときは、貴重品の管理には十分注意しましょう。

デルフィ遺跡近くのランチは、下記のような絶景のレストランもおすすめです。

アテネからデルフィの古代遺跡へ、1-dayトリップはいかが?
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<イテア湾まで見渡せる眺望の良いレストラン(Taverna Vakhos)>

Taverna(Vakhos)

  • 住所:Apollonos 31, Delfi 330 54 ギリシャ
  • 電話番号:+30-22650-83186
  • 営業時間:12:00~16:30 18:30~22:30
  • 定休日:木曜

8. まとめ

いかがでしたか?

デルフィ遺跡は歴史とロマンに満ちており、古代ギリシャの人々を身近にを感じることができる特別な場所です。いつの時代でも、重要な決断をする問、不安な時、迷った時、困難にぶち当たった時、人間は神の力を借りたくなるものですよね。

日本人が神社にお参りに行ったり、おみくじを引いたりするのと似ているなと思います。アテネからの日帰り旅行も可能なので、ぜひ古代の神秘を感じに、デルフィを訪れてみてはいかがでしょうか?

文・写真・サラサ/提供元・たびこふれ

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