マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)に所属するブラジル代表MFカゼミーロ(32)が今冬に退団する可能性があるようだ。
サンパウロ(ブラジル1部)でプロキャリアをスタートさせたカゼミーロは2013年にレアル・マドリード(スペイン1部)に加わると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇など多くのタイトル獲得に貢献。2022年夏からユナイテッドに活躍の場を求めた。
初年度からレギュラーとしてプレーしていたカゼミーロだが、ルベン・アモリム監督が11月に就任して以降はスタメン出場はわずか4試合のみで、2025年に入ってからは出場機会がない状況が続いている。そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、ローマが獲得を検討しているという。
ローマでは今季のセリエA12試合に出場して1ゴール1アシストを記録しているアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスにボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン1部)移籍の可能性が浮上。退団となれば、その後釜としてカゼミーロをレンタルで獲得する可能性があるようだ。
その一方で、ユナイテッドはサウジアラビア方面からの関心も取り沙汰されているブラジル代表MFを完全移籍での売却を望んでいるものの、高額なオファーが来る可能性が低いと考えている模様。そのため、シーズン終了までのローン契約について話す準備ができており、選手本人も移籍に前向きだという。