1852年、アメリカ・マサチューセッツ州ドーチェスターで発見された小さな鐘形のポットが、考古学界に大きな謎を投げかけている。このポットは、出土した岩石の年代やその精巧な作りから、未知の歴史を示唆する可能性を秘めているというのだ。
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発見の経緯とポットの特徴
このポットは、ドーチェスターのミーティングハウスヒルで岩石を爆破する作業中に偶然発見された。ポットは高さ約11.5cm、底部の直径16.5cm、上部の開口部の直径6.4cmのサイズで、完全に亜鉛でできており、銀の象嵌で装飾されている。側面には6つの花模様が彫られ、底にはツタや冠を思わせるデザインが施されている。その精巧さから、このポットを作った職人は金属加工の名匠であったと推測される。