板倉滉 写真:Getty Images

 ボルシアMGは26日、デンマーク1部FCコペンハーゲンからインドネシア代表DFケヴィン・ディクスを移籍金ゼロで獲得したと公式発表。2025年7月に正式加入するが、これにより日本代表DF板倉滉が2024/25シーズン終了後にボルシアMGからステップアップ移籍する可能性が高まっている。

 板倉の去就を巡っては、一時日本代表MF堂安律の古巣であるオランダ1部PSVアイントホーフェンからの関心が取りざたされたが、2025年1,2月の移籍ウィンドウではボルシアMGに残留する見込みだ。

 しかしドイツメディア『フースバル』は1月21日の時点で、ディクスの去就に関連して「インドネシア代表DFが加入するとなれば、板倉とニコ・エルヴェディのいずれか一方が移籍するだろう」とリポート。日本代表DFについて「2026年6月まで契約を残しているが、契約延長交渉は難航」と伝えている。

 2024/25シーズンのブンデスリーガで、ほぼ全試合フル出場と守備陣に必要不可欠な存在である板倉。アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナム・ホットスパーからの関心が報じられるなど、欧州トップレベルの舞台でも十分通用するほどのクオリティを兼ね備えている。

 一方、ディクスは2024年11月15日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本戦でスタメン出場も、MF三笘薫(ブライトン)をはじめ森保ジャパンの強力な攻撃陣を止められず。チームも0-4と大敗を喫しているだけに、欧州5大リーグで通用するか未知数だ。