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かつてサンフレッチェ広島やアビスパ福岡に在籍していた元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソンは、2024シーズン限りでスウェーデン1部IFKヨーテボリを退団。現地メディアが同選手の今を伝えている。
現在35歳のサロモンソンは、2019シーズンに広島でプレーしたほか、翌2020シーズンから2年間にわたり福岡の主力選手として活躍。リーグ戦通算90試合の出場で7ゴールを挙げるなど、日本で実績を残した後、ヨーテボリへ復帰した。
そのヨーテボリでは、復帰1年目の2022シーズンにリーグ戦23試合でプレー。2023シーズンにはリーグ戦24試合でスタメン出場と、右サイドバックでレギュラーに定着していた。しかし2024シーズンは4月からおよそ2か月にわたりベンチ外が続くなど、リーグ戦で4試合のスタメン出場に。本人は10月末の時点で、母国メディア『Fotbolskanalen』のインタビューで「契約延長に関して、まだ本格的な交渉はしていない」「フットボールが楽しいと感じているので、引退したくない」などと語っていたが、契約延長を勝ち取ることはできなかった。
また同メディアが1月22日に伝えたところによると、サロモンソンはスウェーデン2部所属クラブのトレーニングに参加。本人は「彼らと一緒にトレーニングしたかったんだ。ただ(トレーニング参加終了後は)どうなるのか分からない。何らかの形でサッカーをするつもりだけど…」と、自身の去就が白紙状態であることを強調したという。
なおサロモンソンの去就について、Jリーグ復帰の可能性は26日時点で報じられていない。ただそれでも、本人がかつて日本に対する特別な思いを明かしていただけに、多くのファン・サポーターが同選手の再来日を期待しているはずだ。