アブドゥコディル・フサノフ 写真:Getty Images

 プレミアリーグ第23節の各試合が1月26日に行われ、マンチェスター・シティはチェルシーと対戦し3-1で勝利した。シティのジョセップ・グアルディオラ監督は、20日にリーグ・アンのRCランスから3,360万ポンド(約63億8,108万)で加入したウズベキスタン代表のDFアブドゥコディル・フサノフをいきなりデビューさせた。

 しかし、このウズベキスタンの怪物DFと称されるフサノフは、開始3分にヘディングでキーパーにバックパスを試みたがうまくヒットせず、チェルシーFWノニ・マドゥエケにボールが渡り、ゴールをアシストするミスを犯した。さらにその1分後には、チェルシーMFコール・パーマーへのファウルでイエローカードを受けた。そんな中でもフサノフは、随所に対人守備の強さや鋭い読みで怪物DFの片りんを見せたが、後半早々54分に交代となった。

 フサノフのチェルシー戦での苦いデビューについてグアルディオラ監督は「正直、彼にとって最高のスタートとは言えない。しかし、彼にとっては学びの良い機会になる。彼はとても若く、これから長い時間をかけて成長することになる。もちろん最高のスタートではなかったが、チェルシーのFWニコラス・ジャクソンやパーマーといった素晴らしい選手たちと対峙するのは簡単ではない。彼は若いし、学ぶだろう」と語った。

 また「彼は英語はまだ流暢ではなく、ロシア語かウズベク語で話す必要があるかもしれない」と冗談めかし、交代の理由については「ミスよりもイエローカードを考慮した判断だった」と説明している。

 フサノフはチームメイトのDFルベン・ディアスとDFナタン・アケの負傷により急遽センターバックとして起用された。DFジョン・ストーンズはベンチ入りしたものの、試合には出場しなかった。