プレミアリーグでは現地1月25日に各地で第23節の試合が行われ、リバプールがイプスウィッチ・タウンに4-1で勝利した。
この試合で、リバプール所属の日本代表キャプテンMF遠藤航は68分にいつものように途中投入された。しかし、80分過ぎにイプスウィッチに新加入MFフリオ・エンシソが投入されると、直後に遠藤へ危険なタックルを仕掛けた。スパイクが腹部に入り、膝が顔に衝突。主審はこのプレーにイエローカードを提示したが、レッドカードに値するとの声も上がっているほどだ。
試合後、リバプールのアルネ・スロット監督は「遠藤がファウルを受けた瞬間は心配したが、彼はすぐに立ち上がりプレーを続けた。彼のメンタリティは信じられないほど素晴らしい」と称賛。遠藤は問題なく試合終了までプレーを続け、攻守両面で貢献した。
リバプールに特化したUKメディア『This Is Anfield』に投稿されたファンの投稿にも、遠藤のタフネスを評価する声が広がっている。
「遠藤の顎に膝が直撃した。明らかに危険なプレーだった」「遠藤はモンスターだ!」「遠藤は本物のフットボーラーだよ。倒れてもすぐに立ち上がる姿に驚かされる」「とにかく、遠藤が無事で何より。安全が最優先だし、彼が今後も必要な戦力であることに変わりはない」
一方、エンシソのタックルに対し「デビュー戦で退場は避けたかったが、あのプレーは危険すぎる」「レッドにすべきだった」との意見が寄せられた。
リバプールは、現地1月29日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でオランダの強豪PSVアイントホーフェンと対戦予定。遠藤の出場時間増加が見込まれる中、エンシソのタックルによる影響が今後のコンディションに影響を与える可能性も指摘されているが、現時点では問題は見られていないようだ。