かつてバルセロナ、サガン鳥栖、ベガルタ仙台などに在籍していたイサック・クエンカが、スポーツ関連事業で日本企業と新たな取り組みを行っている。
現在33歳のクエンカは、バルセロナの下部組織出身。アンドレス・イニエスタらとともにプレーしていたが、同クラブのトップチームではレギュラーに定着できず、アヤックスやグラナダCFなどを渡り歩き、2019年1月に鳥栖へ加入する。
鳥栖ではフェルナンド・トーレスとチームメイトになったクエンカ。来日1年目の2019シーズンにJ1リーグ戦29試合の出場で6ゴールと結果を残すと、同シーズン終了後に仙台へ完全移籍。新天地での活躍が期待されたが、右ヒザ半月板損傷という大怪我もあり、2020シーズンは15試合の出場でノーゴール。2021年4月、スペインに帰国して膝の治療に専念するとともに、仙台を退団。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、仙台退団から2年半後の2023年10月に現役を引退したという。
そんなクエンカは、怪我に悩まされた現役時代の経験を活かすべく、膝の問題を抱えるアスリートをサポートするための事業を始めている模様。FC東京の初代チーフトレーナーであり、『KOBAスポーツエンターテイメント株式会社』を運営する木場克己氏は1月21日、インスタグラムを更新。クエンカや関係者とのスリーショットをアップし、こう綴っている。
「この度、元サッカースペイン代表のイサッククエンカ氏が代表を務めるCold2Sport 社とパートナーシップ契約をいたしました。このリカバリースパッツは科学的に幾つもの検査分析を行なって人本来の体に対してのリカバリー機能(血行促進や筋内の乳酸除去)に必要な冷やすことを目的として筋内の温度がデータ分析によると8℃から13℃が適した温度というのがCold2Sport 社が医療機関などでデータを出してくれました。そこでまだ日本には出回ってスパッツとこれから開発される膝、足首に対して早期回復を狙うCold2Sport 社の商品を全てのアスリートに届けていきたいと思います」(原文ママ)