巣ごもりで退屈な今、気分転換に家の中でアウトドア気分を味わえる「おうちキャンプ」がおすすめ。おうちキャンプに役立つツールを「必須編」「戸建て編」「マンション編」に分けて紹介する。
コロナの今こそおうちキャンプで心を晴れやかに
3密を避けるために、なかなか外に出られない今、家の中で巣ごもりしながらどれだけ楽しく過ごせるかが、日々を充実させるカギと言える。特に子どもをもつ家庭は、自分も一緒に楽しみながら、さまざまなアイデアや工夫を凝らす必要がある。
そんな中、注目なのがおうちキャンプ。家の中やベランダで、まるでキャンプのように過ごすことで、非日常感を体験しようというものだ。
なんとなく想像はできるものの、いざしようとなると、どこから始めたらいいのか悩む。まずは、おうちキャンプで必須となるツールから紹介しよう。
必須ツール編<テント>
自宅に居ながらにしてキャンプ気分を盛り上げるツールで欠かせないのがテントだ。どこか秘密基地を感じさせるテントは、四方に囲まれた空間や生地の独特の匂いなどが、アウトドアにいる自分を思い出させてくれるのだろう。
テントの中で語り合ったり、トランプをして盛り上がったりした思い出は、誰しも持っているもの。大人でも楽しめるテントは、子どもにとってもうってつけのツールとなる。テントの中で遊んで、食事をとって眠る。そんな単純なことだけでも、1日が楽しく感じること間違いなし。素晴らしい思い出になるはずだ。
テントを選ぶ際は、できるだけ組み立てやすいものを選ぶといい。上級者向けのテントだと、家の中で組み立てるのが難しいので、ワンタッチ式で開く簡易式が望ましい。
簡易式テントはおうちキャンプだけでなく、もう少しあたたかくなった春から秋にかけて、ちょっとしたおでかけにも使えるので、ぜひ使いやすいものを選んでもらいたい。
冬もばっちりな「寝袋」
次に欠かせないのが寝袋。寒い冬でもばっちり暖かく眠れる頼もしいアイテムだ。まるで毛布にくるまれているような安心感に、子どもたちも大喜びするだろう。
寝袋は、その後にあまり使わないのではないかと思うかもしれないが、災害時にも使えるため、持っておいて損はない。
おうちキャンプで一度使ってみてから、実際のキャンプで本格的に使うというのもいい。子ども向けに、スヌーピーシュラフなんてかわいらしいアイテムもあるので、いかがだろうか。
ハンモックで「何もしない」
アウトドアの醍醐味は、くつろいだり、リラックスしたりすること。家では何かと気になって動いてしまいがちになるが、そんなときは、ハンモックの中に深く沈み込んでしまい、「何もしない」ということを楽しむのも、おうちキャンプならではの魅力だ。
ハンモックは、自立式が主流なので、自宅内で簡単に設置できる。床を傷つけたくない人は、ひっかける場所を確保してから吊りかけるといいだろう。
戸建て編<庭キャンプを楽しむ>
テント・寝袋・ハンモックは、マンションや戸建ての室内で設置できるので、建物のタイプを選ばずに揃えられる。一方で、居宅のタイプによって使用できるものと、できないものがある。そこで、戸建ての人ならではの、ぜいたくに使えるツールを紹介しよう。
バーベキューグリル
キャンプで外せないのがバーベキュー。戸建ての人は、庭があればいいし、庭がなくても、バーベキューグリルを設置できるスペースさえあれば楽しめる。
最近のバーベキューグリルは進化しており、折り畳めるタイプも多いので収納場所に困らない。おうちキャンプで活躍した後は、ぜひ実際のキャンプでも活用してみたい。
アウトドアチェア
戸建てでちょっとした庭がある人は、アウトドアチェアを用意すると、より一層の非日常感が楽しめる。
特におすすめは、ひじ掛けにテーブルやドリンクホルダーがついているタイプのチェアだ。普通の椅子と違って、がぼっとお尻全体を包んでくれるゆったり感は、アウトドアチェアならではの心地よさだ。
庭がなくて置けない、という人は、室内でも使えるようなコンパクトサイズのチェアがおすすめだ。