クラブとサポーターを繋ぐ”アイシテルニイガタ”という言葉は、新潟のコレオグラフィー(人文字)や横断幕、グッズなどにも使われている。2024シーズンはルヴァンカップで準優勝したものの、J1リーグでは16位に終わった新潟。3年目となるJ1で、チャントの後押しを受けながら今年はどんな戦いを見せるのか期待したい。
『FRONTALE 20000』(川崎フロンターレ)
川崎フロンターレの『FRONTALE 20000』は、川崎のホームスタジアム『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』の最寄り駅であるJR南武線武蔵中原駅の下り線発車メロディーにも使われており、川崎市民にとっても馴染み深いチャントと言える。また『FRONTALE 2000』というチャントも存在しており、こちらもJR南武線武蔵中原駅で上り線の発車メロディーとして使われている。
シンプルな歌詞だが印象的なメロディで、川崎のホームゲームに足を運んだことのない筆者でもこの曲は聞いたことがある。2025シーズンは長年チームを率いた鬼木達監督から、長谷部茂利監督へと指揮官が交代。ここ数年優勝争いに絡めていない川崎がかつての強さを取り戻せるか、新たな指揮官の手腕に注目したい。
『ラピュタ』(湘南ベルマーレ)
湘南ベルマーレのチャント『ラピュタ』は、その名の通り宮崎駿監督の名作『天空の城ラピュタ』の主題歌である『君をのせて』が原曲となっている。おそらく誰もが一度は聞いたことのある有名曲なだけに非常に覚えやすいのだが、注目すべきはその歌詞だ。
「緑と青の勇者湘南、さぁ今日も行こう勝利目指して」この歌詞のように「~の勇者」や「~の戦士」いう歌詞のチャントは他クラブでもよく耳にするが、「緑と青の勇者」という表現とメロディーがマッチしていてとても印象的だ。湘南は2018シーズンのルヴァンカップ優勝以降、リーグ戦ではここ数年中位以下の成績に留まっている。果たして2025シーズンは上位進出できるか、“緑と青の勇者たち”に期待したい。