大迫敬介 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は韓国1部・水原FCから韓国人GKチョン・ミンギを期限付き移籍により獲得する模様。背景に、正守護神であるGK大迫敬介が日本代表に招集される可能性も関係しているという。

 2025年にJ1リーグやYBCルヴァンカップなど国内のコンペティションにくわえて、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)も戦う広島。大迫とポジション争い可能なGKとして、横浜F・マリノス所属GKポープ・ウィリアムを獲得する可能性が一時報じられたものの、同選手は横浜FM残留を決断。

 韓国メディア『インターフットボール』は1月24日、関係者から独自に入手した情報として「チョン・ミンギは広島へ期限付き移籍することが決定的」となどと伝えている。

 また同メディアによると、広島は2024年12月からチョン・ミンギの獲得調査を行っていたとのこと。獲得に至った背景について、「Jリーグ、国内カップ戦、ACLEを並行して戦うことによる負担を考慮した」「国際Aマッチデー期間外である2025年7月開催のE-1選手権で、大迫敬介が日本代表に招集される可能性がある」などと綴っている。

 現在28歳のチョン・ミンギは、身長190cmで右利き。2018年から5シーズンにわたりFC安陽に在籍した後、2023年1月に全北現代へ完全移籍。全北加入1年目は控え要員に甘んじていたが、2024シーズンは正守護神として活躍。同シーズン途中に水原FCへ完全移籍も、同クラブでは公式戦1試合の出場にとどまっていた。

 なお『インターフットボール』はチョン・ミンギの合流時期について、「ビザの発給が完了すれば、(1月29日から宮崎で行われる)2次キャンプから合流する」と報じている。