ガンバ大阪 写真:Getty Images

 ガンバ大阪はチュニジア代表FWイッサム・ジェバリが残留宣言をした一方、韓国1部・全北現代所属ブラジル人FWチアゴ・オロボの獲得を逃す可能性が。スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属トルコ人FWデニス・ヒュメット獲得に向かっているという。

 現在28歳のヒュメットは、身長189cmで右利きのセンターフォワード。スウェーデン1部強豪のマルメFFの下部組織出身であり、スウェーデン、フランス、トルコ国内でプレーしたほか、U21トルコ代表選出の実績を持っている。

 2024年2月にカルマルFFからユールゴーデンIFへ完全移籍すると、同シーズンのスウェーデン1部リーグ戦で14ゴールを挙げるなど、湘南ベルマーレ下部組織出身のDF小杉啓太とともに主力選手として活躍。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも、全12試合中11試合のスタメン出場で6ゴール2アシストと結果を残している。

 スウェーデン紙『エクプレッセン』が1月24日に伝えたところによると、G大阪はスウェーデン1部得点王であるヒュメットの獲得にむけて移籍金110万ユーロ(約1億8000万円)でオファーを提示。ユールゴーデンIFはこれを拒否したものの、G大阪は再度オファーを提示する予定であり、記事では「今後数週間でクラブ間交渉が進展する可能性は、現時点で不透明だ」と綴られている。

 またユールゴーデンIFの幹部は「我々はヒュメットの残留を望んでいる」と語った一方、同選手の代理人は「オファーはある。興味深いステップだ。(2025年に)彼が29歳になることを踏まえると、条件面でもエキサイティングな冒険になるだろう」と、移籍に前向きな姿勢を見せているという。

 一方でチアゴの去就を巡っては、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は21日に「Jリーグクラブへ移籍する可能性が非常に高い」「近日中に公式発表」と報道。現地の一部情報筋は、同選手の新天地がG大阪であることもあわせて伝えていた。