サンフレッチェ広島 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島は2025シーズンも日本代表GK大迫敬介が正守護神を務めるとみられるなか、横浜F・マリノス所属GKポープ・ウィリアムを獲得する可能性が報じられていたが、同選手は残留を決断。大迫の競争相手として、水原FCから韓国人GKチョン・ミンギを期限付き移籍により獲得するという。

 現在28歳の同選手は、身長190cmで右利き。2018年から5シーズンにわたりFC安陽に在籍した後、2023年1月に全北現代へ完全移籍。全北加入1年目は控え要員に甘んじていたが、2024シーズンは正守護神として活躍。同シーズン途中に水原FCへ完全移籍も、同クラブでは公式戦1試合の出場にとどまっていた。

 チョン・ミンギの去就について、韓国メディア『インターフットボール』は24日、関係者から独自に入手した情報として「彼は広島へ期限付き移籍することが決定的」とリポート。

 これによると、選手本人は水原FCで出場機会に恵まれないなか、広島からのオファーを受け、Jリーグ挑戦を決断したとのこと。記事では「正式契約はメディカルチェック後に交わされる」と綴られているほか、同選手のプレースタイルについて「PKの場面での卓越したセービング能力で知名度を高めている」と説明されている。

 なおチョン・ミンギの代理人は韓国系「UNIO」であり、MF喜田拓也(横浜FM)やMF手塚康平(柏レイソル)など、複数の日本人選手も顧客に持っている。