ジュード・ベリンガム 写真:Getty Images

 スペインの名門レアル・マドリードのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)において、アルゼンチン代表キャプテンのFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)と並ぶ歴史的な記録を達成した。

 べリンガムは、1月23日のオーストリアの強豪RBザルツブルク戦(5-1)で、2アシストを記録。これでCL通算13ゴール11アシストとなり、21歳時点でのゴール関与数が、アルゼンチンのレジェンドであるメッシと並ぶ24に到達した。同試合でのチームメイトFWロドリゴへの華麗なバックヒールパスは、彼の卓越したビジョンと技術を証明するものだった。

 今2024/25シーズン、ベリンガムはCLでは1ゴールのみだが、6月29日の誕生日までにあと1つのゴールまたはアシストを決めれば、メッシを超えることになる。さらに、22歳になる前にゴール関与数26を記録したノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)の記録を上回る可能性も十分にある。

 しかし、同世代での最多ゴール関与記録を保持するのは、現在のチームメイトであるフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリード)だ。21歳の時点でCLゴール関与数37を達成しており、ベリンガムや他の選手にとってもかなり大きな壁となっている。

 ベリンガムは17歳の時にボルシア・ドルトムントで、CL最年少のイングランド人得点者となった。その後、マドリード移籍1年目でクラブの15度目のCL制覇に貢献し、大会史上最年少で40試合出場を果たすなど、着実に歴史に名を刻んでいる。

 ムバッペの記録には及ばないかもしれないが、ベリンガムの勢いは衰えず、さらなるCLの記録更新が期待される。