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スコティッシュ・プレミアシップの名門セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧が、リーグ・アンのスタッド・レンヌに移籍する見込みだと複数の報道が飛び交っている。移籍金は1,000万ポンド(約19億円)と伝えられており、欧州5大リーグへの移籍を熱望と噂される古橋にとって、移籍が決まればステップアップとなる。
2021年のセルティック加入当初、その名前を知る者は少なかったが、当時のアンジェ・ポステコグルー監督(2021-2023)の下で才能を開花させた古橋。プレミアシップでリーグ最多得点を記録し、3年半の在籍で8つの主要タイトルを獲得。2023年には4年契約を結び、現在のブレンダン・ロジャーズ監督からも「エキサイティングで重要な選手」と高く評価されている。
そんな古橋の移籍が決まれば、セルティックの攻撃力には大きな影響が出ることは避けられないだろう。古橋の影響力は数字にも表れている。セルテックで通算85ゴール19アシストを記録し、そのうちリーグ戦でのゴールは56に達した。身長170cmながらもヘディングで12ゴールを挙げるなど、得点能力の高さを証明。2021年以降、チームの総得点の17%以上に関与し、その存在感は絶大だ。
古橋の代役候補として注目されるのが、かつてセルティックで活躍したFWジョタ(2021-2023)だ。2023年にサウジアラビアのアル・イテハドへ移籍したものの適応に苦しみ、現在はレンヌに在籍している。しかし、出場機会に恵まれず、古橋と入れ替わる形でセルティック復帰の可能性が浮上。彼はセルティックでの最後の2022/23シーズンに15ゴール12アシストを記録し、国内3冠に貢献。ファンからの人気も高く、ウインガーとして再びチームの力になれると期待されている。
セルティックはさらに、プレミアリーグのアストン・ビラの若手FWルイ・バリーの獲得にも動いているようだ。しかし、ビラ側は売却に慎重で、ローン移籍の可能性を模索していると伝えられている。セルテックは、古橋が移籍した場合の戦力ダウンをどのように補うのか、今後の動向から目が離せなそうだ。