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京都サンガ出身の元日本代表MF久保裕也は現在、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)FCシンシナティに所属。2025シーズンの始動日からトレーニングの無断欠席が続き、移籍の可能性も取りざたされるなか、現地記者が同選手の動向を報じている。
久保については、『USAトゥデイ』のパット・ブレナン記者が1月17日に「久保は今日のプレシーズントレーニングに姿を見せなかった。クラブに欠席の報告はない」と報道。シンシナティのパット・ヌーナン監督は「(2025シーズンの始動日における)彼の欠席は残念な出来事。こんなことは普通あり得ない」「彼にはここで仕事をする義務がある」などと不満をあらわにしたという。
またシンシナティの専門サイト『シンシナティ・サッカートーク』は、久保の去就について「2024オフシーズンに再契約を選択した。2025シーズンまで契約を残しており、1年間の延長オプションも付いている。チーム内での彼の状況やトレーニング欠席の理由は不明」としたが、一部では監督との関係悪化を理由に「シンシナティ退団は避けられない」と報じられている。
一方でシンシナティは20日、フロリダ州で行われるプレシーズントレーニングキャンプの参加選手を公式発表。不在の久保もリストに名を連ねており、「久保はチーム活動に関する報告が遅れており、フロリダ州で合流する予定だ」としている。
ただ23日時点でも久保はキャンプに現さず。米メディア『クイーンシティ・プレス』のローレル・ファウラー記者はこう伝えている。
「(シンシナティによる)久保の監視は続いている。最新情報の更新はない。ルシアーノ・アコスタは22日、シンシナティに到着し、今日メディカルチェックを受けている」
シンシナティ所属選手では、始動日に久保をはじめ3選手が合流せず。このうちアコスタを含む2選手は遅れてチームに合流したが、ファウラー記者の情報を踏まえると、日本人アタッカーの今後は依然として不透明とみられる。24日からプレシーズンマッチがスタートするだけに、不在の状況が続けばヌーナン監督の構想から外れ、移籍を選択するかもしれない。