南野拓実 写真:Getty Images

 ASモナコは1月17日に行われたリーグアン第18節で、リーグ最下位のモンペリエに1-2で敗北。フランスのサッカー事情に詳しい元日本代表関係者が、MF南野拓実のパフォーマンスを評価するとともに、一部選手に苦言を呈している。

 モナコは12月11日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アーセナル戦から、公式戦5試合つづけて白星なし。リーグ戦中断期間明け初戦でも、残留争いを繰り広げているナント相手に2-2のドローに終わっていた。

 そして迎えたモンペリエ戦では、32分にDFティロ・ケーラーのゴールで先制して前半をリードで終えるも、後半に2失点。ナント戦で出番なしの南野がスタメン出場で存在感を発揮したとはいえ、一部選手の精彩を欠いたプレーが批判の対象になっている。

 かつてフィリップ・トルシエ監督の通訳を務めていた日本代表を支えていたフローラン・ダバディ氏は、試合後にXを更新。「アドルフ・ヒュッター監督らを褒めすぎた。我々ジャーナリストの責任」と前置きした上で、モンペリエ戦出場選手のプレーに言及。

 「南野はひとりでカウンター時のプレッシングや攻守の切り替えをしていた」と日本人アタッカーのパフォーマンスを評価した一方、「(モンペリエ戦でプレーした)4人の若手選手については、ピッチ上でのプロ意識が欠如していた」と批判している。

 リーグアン第18節終了時点で首位パリ・サンジェルマンから勝ち点15差の4位につけているモナコ。21日開催のCLアストン・ヴィラ戦で勝利したとはいえ、若手選手は南野をはじめとする中堅、ベテランのプレーや振る舞いからもっと多くのことを学ぶべきだ。