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ブラジル人DFドウグラス・グローリは、契約満了によりアビスパ福岡を2024シーズン限りで退団。1月24日にも日本代表GK中村航輔所属のポルトガル2部ポルティモネンセへの加入が決定的だというが、母国メディアが契約内容の一部やポルティモネンセ移籍に至るまでの過程を報じている。
同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『Di Regional』が2024年12月21日、古巣シャペコエンセの幹部が「彼とまた一緒に仕事したい」と語りつつも、再獲得の可能性を否定。Jリーグクラブ移籍の可能性も含めてしばらく音沙汰がなかったが、『O JOGO』などポルトガル国内の複数メディアが「ポルティモネンセ移籍は決定的」と伝えているほか、『レコルド』は「24日に公式発表の見込み」としている。
そんななか、ブラジルメディア『Futebol Interior』は23日に「グローリはポルティモネンセと2年契約を結んだ」と、契約内容の一部を報道。「シャペコエンセは彼の獲得交渉に自信を持っていたが、本人は海外挑戦続行を選択した」と、古巣からの関心があったこともあわせて伝えている。
グローリは下部組織時代も含めて2011年までシャペコエンセでプレー。その後はグレミオ、クルゼイロなどブラジル国内の複数クラブやポルトガル2部マリティモを経て、2020年に福岡へ。来日1年目にJ2リーグ28試合の出場でJ1昇格に貢献すると、2021シーズン以降はJ1通算108試合の出場で3ゴールを挙げていた。
35歳とキャリアの晩年に差し掛かっているにもかかわらず、複数年契約を勝ち取ったグローリ。日本で安定感抜群のパフォーマンスを発揮していただけに、新天地での活躍が期待される。