■治療法はまだ確立されていない
エイリアンハンド症候群の治療法はまだ確立されていない。エイリアンハンド症候群の治療法と薬理学的研究は進んでいないのだが、一部の科学者たちが症状を軽減するための研究に取り組んでいる。脳の病気や脳卒中の後にエイリアンハンド症候群になった人々は、しばらくすると回復するケースがあるのだが、神経変性疾患が原因の場合はあまり回復しないという。
認知療法や作業療法、視空間コーチングなどもエイリアンハンド症候群の治療に役立つかもしれない。中にはエイリアンハンドを身体に縛りつけて固定したり、座る時にお尻の下にエイリアンハンドを挟んだりして自由を奪う方策を講じている人々もいるという。あるいはエイリアンハンドに常に何かを持たせておくという対処法もあるようだ。
また口頭でエイリアンハンドに勝手に動かないように命令する手段も考えられるが、この方法では長期的な結果が得られない場合もあり、医師は理学療法と作業療法のほうを勧めているということである。
ほかにもエイリアンハンド症候群に関するいくつかの事実は下記のとおりだ。
・1909年に最初に記録された。
・エイリアンハンド症候群は通常、利き手ではないほうの手である。
・いくつかのケースでは、エイリアンハンドが当人に危害を加えようとすることが報告されてい
る。
・エイリアンハンドに名前を付ける人もいる。
今のところ治療法のないエイリアンハンド症候群はきわめてレアな症状だが、もし発症したとすれば厄介なことになるだろう。確立された治療プログラムはないものの、症状が出始めたら、やはり医師に診てもらうことがベストだ。万が一、自分の手が勝手に動き出したとしても慌てないようにしたいものだ。
提供元・TOCANA
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