レナト・ベイガ 写真:Getty Images

 守備の要であったブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルが長期離脱を強いられると、左サイドバックの主力としてプレーしていたコロンビア代表DFフアン・カバルも負傷したユベントス(イタリア1部)は、今冬の移籍市場で守備の強化に乗り出している。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ユベントスはチェルシー(イングランド1部)に所属するポルトガル代表DFレナト・ベイガ(21)の獲得に動いており、このたびクラブ間合意に至ったようだ。

 ユベントスはチェルシーに今年6月までのレンタル料として500万ポンド(約9億6000万円)を支払う予定であり、買取オプションは付随していないとのこと。その後、ポルトガル代表DFはクラブワールドカップに向けて6月末にチェルシーへ復帰するようだ。

 スポルティングCP(ポルトガル1部)のリザーブチームでプロキャリアをスタートさせたベイガはバーゼル(スイス1部)でのプレーを経て、昨夏にチェルシーと7年契約。複数ポジションでプレー可能なポリバレント性を武器に今季は公式戦18試合に出場しているものの、プレミアリーグでの出場は限られており、カップ戦要員となっている。

 なお、昨年の10月にポルトガル代表デビューを果たしたベイガにはボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)からの関心も報じられていた。個人合意報道も噴出していたなかで、センターバックの補強が急務となっていたユベントスが争奪戦を制する格好となったようだ。