長年にわたり議論されてきた「人間が感じる最も激しい痛みとは何か」というテーマについて、専門家たちは意外な答えを導き出した。それは、腎仙痛(尿路結石による痛み)が、出産や急所への打撃以上に苦痛である可能性が高いというものである。
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尿路結石の痛み、男女を超えて共通の苦痛
研究は、59人の参加者(男性36人、女性23人)を対象に実施され、驚くべき結果が得られた。男性の88.9%、女性の78.2%が、尿路結石の痛みを「これまで経験した中で最悪の痛み」と表現した。女性の中には出産を経験した者も含まれており、出産以上の苦痛を感じたと証言している点は注目に値する。さらに、この研究では男女間で痛みの強さに統計的な差がないことも明らかになった。腎臓結石の痛みは、生物学的な性差を超えた普遍的な現象であることが示唆される。