初瀬亮 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は1月8日、DF初瀬亮が海外移籍に向けて交渉していることを公式発表。ルーカス・ポドルスキが所属するポーランド1部グールニク・ザブジェやブンデスリーガへ移籍する可能性が取りざたされたが、イングランド2部シェフィールド・ウェンズデイと正式契約を結ぶ見込みだという。

 1月11日午前、空港の出発口にいる自身の姿をインスタグラムに投稿していた初瀬。海外移籍は確実とみられていたが、この日を最後にSNSの更新がないだけに、一部のファン・サポーターからは心配の声も挙がっていた。

 英メディア『スター』は16日、独自に入手した情報として「ハツセがシェフィールド・ウェンズデイのトレーニングに参加」としつつも、「彼がそこにいた理由や、彼を新加入選手としてチームに迎え入れる可能性を視野に入れているのかどうかについては何も示唆されていない」と正式契約の可能性にはやや否定的な見解を示していた。

 同メディアは「初瀬の元チームメイトであるルーカス・ポドルスキが所属するポーランド1部グールニク・ザブジェが契約締結に意欲だ。しかしザブジェだけが興味を持っているわけではない。ブンデスリーガ所属クラブも彼の状況を注視しているという」と、他の移籍先候補も伝えていたが、21日に「初瀬はトレーニング期間中に好成績を残したことから、実現する可能性は高い。指揮官は初瀬のことを認めた」とリポート。指揮官は日本人選手への具体的な言及を避けたものの、クラブは初瀬をはじめ数選手を獲得する見込みだという。

 現在27歳の初瀬は、2019年にガンバ大阪から神戸へ完全移籍。加入1年目はシーズン後半を期限付き移籍先のアビスパ福岡で過ごしたが、わずか半年で復帰。復帰後は2024シーズンまで5年間神戸でプレーしており、2024シーズンはJ1リーグ戦35試合の出場と、クラブのJ1連覇に大きく貢献した。