■ニッポン放送の買収を断念

堀江氏とフジテレビをめぐっては2005年、堀江氏が率いるライブドアの子会社が、フジテレビの支配を目指し、筆頭株主であったニッポン放送の株の敵対的買収に動いた。しかしその後和解し、ライブドア側は所有していたニッポン放送株をすべてフジテレビに譲渡していた。

ライブドアが買収を断念した理由について、堀江氏は「資金繰りの問題」と告白。ライブドアの資金繰り自体には問題はなかったが、ニッポン放送の株式を取得後、「リース取引を止められた」と明かす。運用していたコンピューターなどのリースの更新が止められ、現金が必要になっていったという。