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プレミアリーグのマンチェスター・シティが、1月20日に「怪物DF」との契約を発表した。ジョゼップ・グアルディオラ監督が注目していたこの若手ディフェンダーは、圧倒的なフィジカルと冷静なプレースタイルで高評価を集めている。シティのディフェンス陣はさらなる層の厚さを手に入れることになった。
この「怪物DF」とは、ウズベキスタン代表のセンターバックDFアブドゥコディル・フサノフだ。フランスのランスから移籍金3,350万ポンド(約64億円)でシティと4年半の契約を結んだ。18か月前にベラルーシのエネルゲティク=BGUミンスクからランスに加入し、一気に頭角を現したフサノフ。元ランスの守護神で現在スタッド・レンヌに所属するGKブライス・サンバは、「冷静でパワーとスピードを兼ね備えた怪物」と称賛している。
グアルディオラ監督は以前からセンターバックの補強を求めており、フサノフは、DFルベン・ディアス、DFマヌエル・アカンジ、DFジョン・ストーンズ、DFナタン・アケ、DFヨシュコ・バルディオルらという強靭な選手らともに堅固な守備陣を形成することになりそうだ。
1月26日のチェルシー戦でのデビューが期待されるが、23日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)戦には出場できない。CLの規定により、新規選手の登録はCLのリーグフェーズ終了後まで認められていないためだ。
フサノフは入団会見で「シティの一員になれて本当に嬉しい。世界最高の選手たちとプレーするのが楽しみだし、グアルディオラ監督のもとでさらに成長したい」と語り、意気込みを見せた。シティのスポーツディレクター、チキ・ベギリスタイン氏も「彼は若くして非常に賢く、フィジカルの強さとスピードを兼ね備えている」と期待を寄せている。