ブラジル人MFマテウス・カストロは、2024/25シーズン途中でのサウジアラビア1部アル・タアーウン退団が既定路線に。名古屋グランパス復帰、Jリーグクラブからのオファーが報じられているが、タアーウンは同選手にかわる外国人選手の獲得に迫っているという。
マテウスは2024年3月にアキレス腱を断裂。10月3日のAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)第2戦で復帰も、2024/25シーズンのリーグ戦ではスタメン出場3試合、途中出場5試合とレギュラー定着には至らず。1月11日以降のリーグ戦でベンチ外が続き、構想外報道も飛び交うなか、ロドルフォ・アルアバレーナ監督は17日のアル・ナスル戦後の会見で「マテウスは個人的、および戦術的な問題により、チームから外れている」と語るなど、構想外報道が事実であることを認めている。
サウジアラビアのジャーナリストであるファイサル・アル=サリム氏は、13日の時点で「マテウスの獲得にむけて、Jリーグクラブが問い合わせている」「彼の家族の事情を踏まえると、Jリーグ復帰に抵抗はない」などと伝えていた。
くわえてサウジアラビア紙『アル・リヤディヤ』が19日に伝えたところによると、タアーウンは同国1部アル・アフドゥードゥ所属スペイン人MFアレックス・コジャドの獲得に向かっている模様。関係者の話として「マテウスの後釜として、コリャードの獲得を計画している」と伝えている。
現在25歳のコジャドは、かつてバルセロナでプレー。2023年7月にバルセロナと契約解除してベティスへ加入も、即座にアル・アフドゥードゥへ期限付き移籍。2024/25シーズンは公式戦17試合の出場で5ゴール2アシストをマークしているが、『アル・リヤディヤ』では「給与支払いの遅延、契約解除の申し入れなど、彼とアル・アフドゥードゥの間に問題があったが、クラブはこの問題の封じ込めに成功した」と、同選手に関する現状が綴られている。