ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉には、2024/25シーズン終了後に移籍する可能性が浮上。日本代表に敗れたインドネシア代表DFケヴィン・ディクス(FCコペンハーゲン)が、ボルシアMG移籍に迫っているほか、現地メディアがボルシアMG守備陣の陣容を特集している。
板倉の去就を巡っては、一時日本代表MF堂安律の古巣であるオランダ1部PSVアイントホーフェンからの関心が取りざたされたが、代理人はドイツメディア『フースバル』のインタビューで「冬の移籍はいつも非常に難しい」「彼はボルシアMGで何も問題を抱えていない」などと、シーズン途中での移籍に否定的な姿勢を見せている。
一方でデンマーク紙『bold』は20日、デンマーク1部FCコペンハーゲンとの契約が2025年6月までであるディクスについて、「ボルシアMG移籍へあと一歩だ」と報道。ドイツメディア『フースバル』は「FCコペンハーゲンとディクスの契約延長は理論的には可能だった。しかし、彼のフリー移籍は比較的早くに明らかになった」などと、2024/25シーズン終了後のボルシアMG加入が既定路線との見方を示している。
このディクスの去就報道に関連して、『フースバル』は「ディクスが加入するとなれば、板倉とニコ・エルヴェディのいずれか一方が移籍するだろう」とリポート。日本代表DFについて「2026年6月まで契約を残しているが、契約延長交渉は難航している」と伝えている。
2024/25シーズンのブンデスリーガ全試合でフル出場の板倉は、トッテナム・ホットスパーからの関心が報じられるなど、欧州でも高い評価を得ている。一方でディクスは2024年11月15日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本戦でスタメン出場も、MF三笘薫(ブライトン)をはじめ森保ジャパンの強力な攻撃陣を止められず。チームも0-4と大敗を喫しているだけに、欧州5大リーグで通用するか未知数と言わざるを得ない。